歯に関するＱ＆Ａ （晩期残存乳歯について）
| Ｑ．３０歳ですが、乳歯がまだ残っていて、永久歯が出てこないのです。一生、生え変わらないのでしょうか？ 赤ちゃんの時から、乳歯や永久歯の歯胚は存在します。５歳から６歳頃になると永久歯の交換時期に永久歯に追い出され、乳歯の歯根も吸収しポロンと取れてきます。しかし、何らかの原因で、大人になっても、乳歯が半永久的に残っている場合があります。これを晩期残存乳歯といいます。 まず、あなたの乳歯のＸ線診断をします。根尖部（根の下の部分）直下の永久歯の歯胚があるかどうかの確認をしなければなりません。その歯胚が存在しなければ永久歯の先天的欠如歯と診断されます。後継永久歯がないと乳歯の歯根は吸収されず、そのまま残ってしまうのです。乳歯は永久歯と比べ、構造的にも菲薄ですから、磨耗したり、むし歯になりやすいので、予防が大切だと思います。 もう一つの原因として考えられるのは後継永久歯が異所崩出した場合です。また、何らかの原因で、後継永久歯が両脇の歯の根尖部より深い所に、横になったり、ねじれていたりして、埋伏している場合も原因の一つと考えられます。 |
| ０歳 | １歳 | ２歳 | ４歳 | ５歳 |
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平均的な歯の萌出状況
