このコーナーは患者さん向けの歯科に関する絵本・書物をご紹介しております。
是非読んでみたいという方は最寄の本屋さんに注文なさってはいかがでしょうか。
もし、手に入れられない場合は当医院までお問い合わせください。

１．指しゃぶりの本

　　「ゆびしゃぶり　やめられるかな」

	指しゃぶりが子供にとっていいか、悪いか、昔からいろいろな意見がありますが、汚れた指をしゃぶることは衛生的な面で問題もあるし、歯科の立場では不正咬合（歯並びが悪くなる）になりやすくなります。 　また、指しゃぶりは悪癖で子供の人格形成にも影響を及ぼすといわれ、無理にやめさせようとすると後に心理的な問題を引き起こす場合もあります。なるべく、早い時期にやめさせれば不正咬合までには発展しない場合があります。 　この本は指しゃぶりがどうしてもやめられないお子様がおりましたら、是非、お母さん方にお勧めしたい本だと思います。お子様とご一緒にお読みください。
前半は指しゃぶりについてのお話が絵本形式になっており大変読みやすいです。	後半は指しゃぶりによる不正咬合などに 　　　　　　　ついて写真入で詳しく書いてあります。 　　　　　　　また、Q&Aもあります。

三輪康子・大野粛英・入江牧子・福田美保子著／長嶋八千代　絵
B5版　48ページ　1989年5月20日
定価（本体3,000円＋税）　わかば出版


　　　　　


2.毎日をさわやかに

　　「入れ歯とのつきあい方」

	これから初めて入れ歯を入れる方から、今現在入れ歯を入れている方に読んで頂きたい本です。 入れ歯を入れるのが初めての人の中には、どうしても異物感があり、3日と入れておけない人がおります。慣れるまでの間の教訓や入れ歯の取り扱い、食事をするにあたっての注意などが事細やかに書いてあります。 　入れ歯の毎日の手入れ方法や、残った歯の磨き方、また入れ歯を長く持たせる方法などが書いてあり、入れ歯を入れている方には是非読んでもらいたい物です。
	左のページは入れ歯の外側と内側の汚れについて数枚のカラー写真で説明しています。

高津茂樹・高田晴彦・東内公一・杉本真理　著
B5版　56ページ　1988年10月2日
定価（本体3,000円＋税）　わかば出版　


　　　　


３．タバコの害を知ることが禁煙への近道

　　「喫煙とお口の健康」

	タバコは、私たちの身近にある嗜好品です。 喫煙によって有害な物質が体に取り込まれ、健康を害することは、タバコのパッケージにも書いてあるとおりです。 　タバコを吸う人の歯周病にかかる危険性は、吸わない人の２〜9倍になるといいます。 　この本は喫煙と口の中の健康のほか、全身の病気・体への影響、喫煙と死亡率、そして、喫煙・歯周病・全身疾患の３つの因果関係などについて書いてあります。 　この本を一度読んだら、タバコが止められるかもしれませんよ。
	豊富なイラストと写真でわかりやすく解説してあります。

鴨井久一監修　　沼部幸博　著
B5版　７8ページ　2002年10月10日
定価（本体2,800円＋税）　クインテッセンス出版株式会社



参考：その他の喫煙に関する本を紹介

『それでもタバコを 吸いますか？」 大西省三・岡賢二・ 熊谷崇　著 クインテッセンス出版 定価1,748円	「歯医者さんからの メッセージ・タバコを やめよう」 石井正敏著 砂書房 4,800円	「タバコで他殺、 タバコで自殺」 宮崎恭一　著 女子栄養大学出版部 1,600円	『タバコはなぜ やめられないか」 宮里勝政　著 岩波新書(岩波書店） 660円